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ハヤテ@さんで
2008.08.21 09:15
何気にイベントが近いので、感想は縮小版~。
アーたん編のストレスブランクを埋めるべく、やたらオールスターな188話。あんまり人物が多すぎて、こういう日常編に筆頭で出そうな西沢さんが珍しく不在だったのに今頃気付いた管理人です。
マリアさんは可愛いわお嬢さまは愛しいわ13歳組の面々は相変わらずだわ(個人的には伊澄さんの仄黒さが好き)といった辺りはまあ今更なので措いといて。
管理人、たまたま最近1・2巻を読み返してたところなんですけど、今週号を読んだら、3人の関係が初期に比べて対照的なくらいに変わってて面白かったです。
3人=云うまでもなく、ハヤテ・お嬢さま・マリアさん。
初期は、どちらかというとお嬢さまとマリアさんが2人でハヤテをいじるというパターンが基本になっていて、ネコミミモードの回なんかがその典型ですよね。
人間関係的に云えばこれはとても自然な構図で、要するにこの時点でのハヤテはまだ『久々に入ってきた新人さん』扱いだった訳です。対するマリアさんとお嬢さまはいわば『古参の先輩方』。とはいえそこは女の子ですから、慣れない新人のオトコノコに対して、どうしても2人がかりで対峙するという構図になってしまう。こういう関係は、仕事やバイトなんかで覚えのある人は多いんじゃないでしょーか。
さてそれから約4ヶ月。
ハヤテはすっかり仕事にも慣れ、居場所と存在感を得てそれなりに頼られるようにもなり。
マリアさんは完璧美人さんの皮がぽろぽろ剥がれて、歳相応の可愛らしさとそそっかしさ(と黒さ)が出るようになり。
お嬢さまは、おそらく最初は彼女なりの緊張感から過剰に主たろうと振舞っていたんだと思いますが、ハヤテに対する言葉遣いが回を追うごとにくだけてゆき、拗ねたりワガママ云ったりするのも、どことなく『甘え』の雰囲気が濃くなって。
するとどうなるかと云うと。
見事に、『ハヤテとマリアさんが2人でナギをいじる』という構図になってるんですね~。
実に自然に、すんなりと。
ハヤテとマリアさんの間の遠慮みたいなものがなくなったら、意外に息の合うコンビでした。男女というより姉弟みたいな。(←他意はありませんよ)
そしたら、自然に保護者ポジションに収まった2人にしてみたら、ナギは主であると同時に、可愛くて可愛くてしょうがない末っ子みたいなもの。マリアさんは、今まで自分ひとりだった『ナギいじり』に相方が出来たことで、ますます『素のマリアさん』が出てくる。ナギは安心して2人に甘えまくる。最近のマリアさんとナギの可愛さは、まさにハヤテという存在が引き出したものだと思います。
私は、こういう『関係の変化』が、ハヤテの面白さだと思っています。
そして、ハタセンセーがこの物語を『1日単位』で描く事の意味ではないかと。
『ハヤテ』は大枠のストーリーが決まっていて、その筋に従って進行しているため、よく『ファイブスター物語(F.S.S.)』が引き合いに出されますが、『F.S.S.』が百年・千年というスパンで進行する大河ドラマならば、『ハヤテ』は1日単位のホームドラマ。すごい事件や出来事はなくても、毎日のちょっとしたやり取りの積み重ねが、確実に人間関係に変化を与え、成長させていきます。
もしかしたら今の3人の関係は、あるいは『蜜月』とさえ云える理想的な関係なのかもしれません。
けれど、彼らの関係は今後も変化し続けて行くと思います。その変化の中心になるのは、おそらくナギでしょう。最も閉じた世界にいた彼女こそが、同時に世界を広げる可能性を一番持っているわけですから。
作中年月がもっと進んだとき、読者は何を思うのか。『あの頃は良かった』と思うかもしれないし、『もしあの時出会ってなかったら・・・』というifを想像して不思議な気持ちになるかもしれない。
それってまさに、リアルな『日常』そのものなんですよね。
ハタセンセーの描く『日々』は、もしかしたらそこまで計算されたものなのかと思うと、空恐ろしくなります。
#いや、わかりませんけど。ハタセンセー、イマイチ計算の出来ない子みたいだし。(←失礼)
そうなったら『ハヤテ』はもう、一つの物語というよりも、紙面を通じて語られる、友達の近況報告みたいな存在になってるんじゃないかな。
おそらく私はそれを味わいたくて『ハヤテ』を読んでいるんだと、改めてそんな風に思った今週号でした。
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・・・縮小版?
アーたん編の
マリアさんは可愛いわお嬢さまは愛しいわ13歳組の面々は相変わらずだわ(個人的には伊澄さんの仄黒さが好き)といった辺りはまあ今更なので措いといて。
管理人、たまたま最近1・2巻を読み返してたところなんですけど、今週号を読んだら、3人の関係が初期に比べて対照的なくらいに変わってて面白かったです。
3人=云うまでもなく、ハヤテ・お嬢さま・マリアさん。
初期は、どちらかというとお嬢さまとマリアさんが2人でハヤテをいじるというパターンが基本になっていて、ネコミミモードの回なんかがその典型ですよね。
人間関係的に云えばこれはとても自然な構図で、要するにこの時点でのハヤテはまだ『久々に入ってきた新人さん』扱いだった訳です。対するマリアさんとお嬢さまはいわば『古参の先輩方』。とはいえそこは女の子ですから、慣れない新人のオトコノコに対して、どうしても2人がかりで対峙するという構図になってしまう。こういう関係は、仕事やバイトなんかで覚えのある人は多いんじゃないでしょーか。
さてそれから約4ヶ月。
ハヤテはすっかり仕事にも慣れ、居場所と存在感を得てそれなりに頼られるようにもなり。
マリアさんは完璧美人さんの皮がぽろぽろ剥がれて、歳相応の可愛らしさとそそっかしさ(と黒さ)が出るようになり。
お嬢さまは、おそらく最初は彼女なりの緊張感から過剰に主たろうと振舞っていたんだと思いますが、ハヤテに対する言葉遣いが回を追うごとにくだけてゆき、拗ねたりワガママ云ったりするのも、どことなく『甘え』の雰囲気が濃くなって。
するとどうなるかと云うと。
見事に、『ハヤテとマリアさんが2人でナギをいじる』という構図になってるんですね~。
実に自然に、すんなりと。
ハヤテとマリアさんの間の遠慮みたいなものがなくなったら、意外に息の合うコンビでした。男女というより姉弟みたいな。(←他意はありませんよ)
そしたら、自然に保護者ポジションに収まった2人にしてみたら、ナギは主であると同時に、可愛くて可愛くてしょうがない末っ子みたいなもの。マリアさんは、今まで自分ひとりだった『ナギいじり』に相方が出来たことで、ますます『素のマリアさん』が出てくる。ナギは安心して2人に甘えまくる。最近のマリアさんとナギの可愛さは、まさにハヤテという存在が引き出したものだと思います。
私は、こういう『関係の変化』が、ハヤテの面白さだと思っています。
そして、ハタセンセーがこの物語を『1日単位』で描く事の意味ではないかと。
『ハヤテ』は大枠のストーリーが決まっていて、その筋に従って進行しているため、よく『ファイブスター物語(F.S.S.)』が引き合いに出されますが、『F.S.S.』が百年・千年というスパンで進行する大河ドラマならば、『ハヤテ』は1日単位のホームドラマ。すごい事件や出来事はなくても、毎日のちょっとしたやり取りの積み重ねが、確実に人間関係に変化を与え、成長させていきます。
もしかしたら今の3人の関係は、あるいは『蜜月』とさえ云える理想的な関係なのかもしれません。
けれど、彼らの関係は今後も変化し続けて行くと思います。その変化の中心になるのは、おそらくナギでしょう。最も閉じた世界にいた彼女こそが、同時に世界を広げる可能性を一番持っているわけですから。
作中年月がもっと進んだとき、読者は何を思うのか。『あの頃は良かった』と思うかもしれないし、『もしあの時出会ってなかったら・・・』というifを想像して不思議な気持ちになるかもしれない。
それってまさに、リアルな『日常』そのものなんですよね。
ハタセンセーの描く『日々』は、もしかしたらそこまで計算されたものなのかと思うと、空恐ろしくなります。
#いや、わかりませんけど。ハタセンセー、イマイチ計算の出来ない子みたいだし。(←失礼)
そうなったら『ハヤテ』はもう、一つの物語というよりも、紙面を通じて語られる、友達の近況報告みたいな存在になってるんじゃないかな。
おそらく私はそれを味わいたくて『ハヤテ』を読んでいるんだと、改めてそんな風に思った今週号でした。
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・・・縮小版?
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