「Another World」

※いきなりネタバレ。なので反転。

カシューがいい人だー!?
うっわぁ・・・原作とほとんど同じデザインなのに、キャラが違うから（←文字通りの意味で）全然判んなかった。
最初に取り逃がした時のネーチュラーの様子から、バーディーの知らん所でおとり捜査してんだろうなとは思いましたが、捜査官はてっきり犬の女の子の方だとばかり・・・。
うーわー、まんまと引っかかったー！（←嬉しい）

DECODEはストーリーだけじゃなく、レギュラーキャラの性格も結構違うというか、原作に比べるとまんべんなく前向き(？)になってる気がします。
一番劇的だと思うのは、↑のカシューを別にしたらやっぱ主人公（つとむ）かな。

世の中、優柔不断な少年が主人公ってのは多いと思いますが、ゆうきセンセーの描くソレ系の主人公は、パトレイバーの野明（女の子だし）を除いて、そのダメさ加減がかなり顕著だと思うんですよね。
動かんわ臆病だわすぐ人のせいにするわ、そのくせ口は達者でいちいち文句が多い。
＃管理人がリアルに嫌いなタイプの男子像

そんな、どっしょもない少年が心身ともに成長していくというのが、少年マンガの王道でありカタルシスでもあると思うんですが、「バーディー」のつとむ君ときたら、原作の最新刊まで読んでもほとんど成長してないのに逆ビックリでした。
そりゃ、このまんまのキャラでDECODEやったら話が進みませんわな。

・・・という事情なのかどうなのかは判りませんが、DECODEのつとむ君は、割と理不尽な状況下に放り出されても、あんまり文句云わんとさくさく動いてくれるので話の展開が速くてとてもいい。
あと、原作では薄い「相棒（テュート）の代わり」っていう役割が、明確に与えられた事も良かったんだと思います。テュートが死んでから、格段に文句が少なくなりましたからね。
ともあれ、原作のリミックスとしてはかなり楽しんで観ています。

あー、でも夏美ちゃんだけがちょっと不満かな。原作の彼女は本当に良いコなんだ。賢くて思い切りが良くてお節介じゃなくて（←ここ重要）。
DECODE1話の夏美ちゃんはちょっとウザ・・・いえ、ある意味とても女の子らしい女の子だったので、出てくる度にちょっとウ・・・（ごにょり）。

ちなみに、メギウス警部の声に未だに慣れない管理人です。いや、すごくいい声だと思うんですけど、個人的にもっと重厚というか、「遠雷のような声」（アラストール）を想像してたんで、画面観ないで声だけ聴いてると「今の誰!?」って思ってしまう

来週は日常に戻って来ますね。白石さんの出番一杯あるといいなぁ。

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