忍者ブログ
携帯百景
携帯百景 - mononeko
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
サクラコ
自己紹介:
三度の飯と黒猫が好き。
・エゴグラム=bbaab
・前世=宇宙人
名言(In Book)
本棚(ブクログ)
Music!
ブログ内検索
カウンター
手書きブログ
忍者ブログ | [PR]
Skin By TABLE ENOCH
イラストやら漫画感想やらケータイ写真やら。ツッコミ歓迎。
[PR] 2025.01.13 09:02
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

愛は重力を超える。 2009.06.15 23:17
春が二階から落ちてきた─

この冒頭を観る為だけに映画館に行ってもいいと思った、映画「重力ピエロ」。それくらい鮮烈なシーンでした。
映画らしくアレンジもされてるけど、原作をちゃんと大事にしてるというか。要所要所で伊坂節が効いてて良かったです。
キャスティングもハマってたし、春が「兄貴!」って云う度ニヤニヤしてしまう。伊坂作品の兄弟は最強です。

ところで冒頭の「賭けてもいい」って、原作には無い台詞ですよね?ええ、瞬時に安藤兄弟がよぎりましたとも。

571bd13b.jpeg潤也も持ってる『ジョーダンバット』。
ちゃんと木で出来てるボールペンです。
こーいうグッズ出してくれるセンスが好きだ。



でもこれキャップが固すぎて抜けません先生。





以下、ほんのりネタバレしつつ「魔王」に絡めてみる。




------------------------------

全編が伊坂作品へのオマージュで彩られてる漫画版「魔王」ですが、安藤兄弟の描かれ方は「魔王」よりもむしろ「重力」に近いんじゃないかなぁと常々思ってました。特に兄。
どっちの兄も、最終的に弟を全肯定するんですよね。

弟→兄の思慕はほとんど"崇拝"に近くて、そちらばかり異質に感じてしまいがちだけど、実は兄の方も相当ヤバイと思う。なんたって、最終的には殺人すら赦してくれるんだから。いや、そんな兄だからこそ崇拝するのかな?

漫画「魔王」の潤也の行動は原作とはかなり違うけど、『大丈夫、二人ならなんとかなる』という漫画版での台詞はいかにも伊坂節にありそうで、春の『俺たち兄弟は最強じゃないか、兄貴』という台詞とも被るように思う。そのせいか、むしろどうしてこれが原作に無いのかとすら思ってしまう。
「重力」のパンフに「この作品がとても好きだと感じてくれる人としか作りたくない」っていう企画者の言葉がありましたが、なるほど、そうでもなきゃメディアを超えた作品作りなんて、本来は出来ないのかもしれない。だからおそらく「魔王」も、あんだけ無茶なアレンジされながら原作レイプって云われないんだよな・・・。愛あるレイプはレイプを超える。(何云ってんだ)

何が云いたかったのか、着地点を見失いかけてますが、要するに。
映像化にしろ漫画化にしろ、原作をなぞってるだけじゃダメなんだなってこと。
元々原作が面白いなら、そのまんまやったって面白いに決まってるじゃないかって思ってましたけど、そうじゃないんだって最近解りました。何のお陰とは・・・まぁ、云いませんけど。

あと、伊坂作品の兄弟はホント最強。
それだけ云いたかったんですハイ。
PR


Comments
Comment Form
Name

Subject

Mail

Web

Pass
Comment


Trackbacks
Trackback address :