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魔王@さんで
2009.05.27 23:49
うわー!うわー!うわー!
もう悲鳴しか出てこない第93話「魔王」
このタイミングでサブタイが「魔王」って事はやっぱり・・・(泣)
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蝉さんが、依頼人が潤也だって知らずに動いてたのは意外でしたが、考えてみれば岩西さんが今回に限って教えてる訳ないんですよね。
依頼人が誰であろうとスタイルを変えない岩西さん、という見方も出来ますが、ここは敢えて「依頼人が潤也だから」こそ、蝉さんに知らせないよう徹底したと考えたい。
いみじくも犬養がかつて指摘したように、情報から遠ざけられてる事で精神的に楽になってる部分もあると思います。そーやってさりげに蝉さんを守ってるのが、岩西さん一流の部下愛という奴じゃないかなーと思う訳です。
で、この2人のやりとりである冒頭2ページの情報量がすごいんだまた。
まず、蝉さんの首輪というか鎖。
先に付いてるのがまさかケータイだったとぅわ・・・!
え、ちょっと前からあんなんだっけ?私何話か見逃してた?いかん駄目だ思い出せない。早う9巻を、9巻を出してたもれー!!
(落ち着け)
大っ嫌いとか云いつつ、鎖の先にあるのは岩西さんにつながるケータイだなんて、なにその団鬼六プロデュースみたいな緊縛愛。
岩西さんは、蝉さんからもらってたしじみストラップ(2巻カバー裏参照)をちゃっかりケータイにつけてるし、蝉さんは文句云いつつ背景はしっかり猫田の土産屋さんだし。
(ケータイから聞こえてるのが『みんみん』なのが可愛い)
あーもう可愛い上司と部下だな!もうユー達結婚しちゃいなYo!
・・・って、ココで終わっちゃえばほのぼのハートフルコメディだったんだけどなあ(泣)。
タイトルにもなっている「魔王」が誰なのかは、原作でもはっきりとは明らかになってませんが、少なくともこれまで安藤が戦ってきたのは「犬養個人」だけでなく、犬養の作り出したムードに流されて考える事を放棄した「大衆」をも含んでいました。
しかし、ここに来てとうとう、潤也も「魔王」である事が明らかに。(・・・なったという解釈でOK?)
で、思い出されるのは一巻冒頭のモノローグです。
「怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物となることのないよう、気をつけなくてはならない」
ここで示唆されてるのは、「誰もが『魔王』になり得る」ということなんじゃないかなと思います。
兄は、最後まで『魔王』を相手に戦った。
弟は、戦うために『魔王』になる事を選んだ。
1章と2章で描かれているのは、そんな対比の構図でもあるんじゃないでしょうか。
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しかし恐ろしいのは、潤也にとって今回の対<令嬢>戦が、単なる通過地点(噛み付いてきたから撃退しただけ)に過ぎないということです。
仇討ちの本命、犬養はまだ途中退場したままですが、そろそろ状況が明らかになってもいい頃。
行きがかり上、ついでのように<令嬢>を壊滅させちゃった潤也が、犬養相手にどんな本気の戦いを見せるのか。
安藤が潤也の為に『何か残せたらいいのに』と願ったのは、決して復讐の為なんかじゃない、と思うと、回を重ねる毎にバッドエンドに近づいている気がしてなりません・・・。
けど、信じてるから!兄貴だけは潤也を見捨てないって信じてるから!(泣きながら)
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