携帯百景
カレンダー
最新記事
カテゴリー
名言(In Book)
本棚(ブクログ)
Music!
ブログ内検索
カウンター
手書きブログ
イラストやら漫画感想やらケータイ写真やら。ツッコミ歓迎。
[PR]
2025.01.13 03:43
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ユリエルとグレン
2009.11.08 14:17
いきなり、耳を強く引っ張られた。それも、思い切り強くだ。
「痛いよ、グレン!」
「痛くしてるんだ、この性悪め」
本気で怒っていないことは、声を聞けばわかる。ふざけているのだ、グレンは。
「性悪なんかじゃないよ、だってオレ、ついさっきエヴァンジェリンさんから、ユリエルは性格がいいってほめられたばっかりだよ」
「とんだ節穴だな、あの子の目は」
とうとう児童文学をジャケ買いしてしまいました。
----------------------------
コレはヤバい。兄弟愛ヤバい。
タイトルの「ユリエル」は弟で素直な性格のお兄ちゃん子。「グレン」は兄貴で芯の強い男前。
二人は6年前、グレン12歳・ユリエル10歳の時にヴァンパイアに襲われ、以来グレンは12歳で成長を止め、弟の血を飲まないと生きていけない体に。
グレンの体を元に戻すため、二人で日の光の下で生きられるようになるために、兄弟はヴァンパイアを追う旅に出る─
・・・なんじゃこの萌え設定いぃぃぃぃ・・・・!(谷底でエコー)
グレンは見た目可愛らしい12歳だけど喋れば男前だし、ユリエルは見た目こそでっかく成長したものの、グレンがいなきゃ朝も夜もないお兄ちゃん大好きっコ。
どんなに空腹でもギリギリまで弟の血を飲もうとしない兄が「いとしくて、物悲しくて、どうにかなってしまいそうになる」(原文ママ)。
あれ、こういう兄弟他にも知ってる・・・よ?
こんな愉しみ方は邪道だとわかっちゃいますが、まんま安藤と潤也でキャスティングしても全く違和感ありません。
兄弟の行く道が過酷であればある程、萌えに変換されるという罪深い愉悦に、児童文学パネェと思わず若者文化に迎合してしまった管理人です。
惜しむらくは、説明的な台詞が多いとこ。特に吸血鬼二人、自分らの弱点喋りすぎ。
でもって、大きさの割にボリュームが少なくてあっと云う間に読める。文字がデカいからね・・・。
あと、値段が高い。電車で読みづらい。せめて新書サイズならー。
そして、全3巻で既に完結してる事。み、短い・・・。
まあ逆に完結してるから手を出しやすいのかもしれませんが、去年ハマってればリアルタイムでドキドキできたのかなぁ、とちと惜しい気持に。
でも、去年だったらここまで兄弟愛にレーダー反応しなかったと思うので、やっぱハマるべくしてハマったという事か。
まだ1巻を読み終えた所ですが、名作の予感がしたので今からおススメしておきます。
ちなみに2巻・3巻をウッカリ別々に注文したため、先に3巻が届いてしまい生殺し状態(現在進行形)。
PR
Comments
Comment Form
Trackbacks
Trackback address :