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魔王@さんで(正式版)
2009.06.18 09:34
なんも書けねぇ・・・と久々に思いました。
もう、書きたいことが多すぎてわやくちゃです。読みにくいです。長いです。
いっそ酒酌み交わしながらリアルに語り明かしたい気分。もちろん「魔王」ですよ。ポン酒呑めないけど。
ホントにもう、すごいの一言です。
あれだけダイナミックに原作を弄っておきながら、全く違和感無く、たったの一週でちゃんと原作ルートに戻ってきた。
この構成力、マジパネェですめぐみセンセー!
そいや、一週休載は仙台取材の為だったんですかね?伊坂作品の聖地ったらやっぱ仙台かなあ。
てな訳で第96話「定点観測」
------------------------------
潤也がいい男に育ってくれて嬉しい。きっと、兄貴も草葉の陰で喜んでると思います。いや、兄貴は潤也といつも一緒なんだっけ。くっそぅ、お幸せになりやがれ!(半笑い)(←しつこい)
マジな話、この辺りの展開はほとんど原作通りなんですが、正直原作よりもダイレクトに伝わりました。
安藤がなぜ戦おうと思ったのか。何と戦っていたのか。
原作「魔王」を人に勧め難いのは、この辺が伝わりにくいというか、そもそも親切に伝えるような小説じゃないからなんですよね。
意味が分かりづらいかも知れませんが、原作は、”結論のない”小説です。
単純な勧善懲悪ではないばかりか、本当に主人公が善なのかどうかもわからない。問題ばかりが提示されて、最終的な"答え"を与えられないまま物語は終わる。
この辺りが読み手の評価の分かれる所のようで、amaz○nや○天のレビューなんかでも「面白かった」と「理解できなかった」という両極の評価が目立ちます。私も最初は「え?これで終わり?」と思ったクチです。
(まあ、『モダンタイムス』が事実上の完結編なのかも知れませんが、それは置いといて)
でも、何度も何度も読んで解釈した私なりの結論は、これは「考える」物語なんだという事。
この物語には、解りやすい結末は用意されてません。説明してくれるヒーローもいません。だから、読み手自身が考えるしかない。人によっては、それは"投げっぱなし"や"尻切れトンボ"と映るかも知れない。けど。
そこで安藤の口癖「考えろ」なんです。
答えが"与えられる"のをただ待っているのは、『犬養がこの国を変えてくれる』と云って自分で考える事を丸投げしている大衆と同じだと。そんな暗喩と取るのはうがち過ぎでしょうか?
余談:「重力ピエロ」で”どうすればいいのか、天を仰いで神様に尋ねたら『自分で考えろ!』と怒鳴られた”というシーンがあるのですが、ここで怒鳴ったのはもしかしたら鷹になった安藤なんじゃないだろうか。ちょっとマジでそう思った。
で、漫画の方に話を戻すと、原作の詩織ちゃん視点でなく、潤也視点に変更したのは本当に正解だったと思います。
詩織ちゃん視点だと、安藤の思惑なんかはまだ謎な部分が多いままで終わるけど、潤也はその辺りを正確に理解してるんですよね。そして読者に伝えてくれる。だから理解しやすい。
安藤のやろうとしてた「クラレッタのスカートを直す」という事の意味も、”理解”だけじゃなく”共感”できる。
これって、「魔王」が”少年漫画として”成功するか失敗するかの重要なポイントだったと思うのですよ。
そして、今の所それは成功していると思ってます。
漫画ならではの演出も、相変わらず冴えてました。潤也の体を借りて安藤が喋った(と思わせる)シーン、TVが一瞬砂嵐になるのは、かつて犬養の目の前で安藤が現出したときと同じですね。あの時も電灯が落ちてましたが、”腹話術は健在”という事を示すのに、あれほど効果的な演出はちょっと無いと思います。
そして、いよいよ来週は最終回です。来て欲しくなかったけど、きっとコレが最高のタイミングなんだと思う。
しかも、最後の最後にアクロバットが待ってる予感。潤也が連絡を取ってるのは・・・岩西さん?桃さん?
WEBサンデーの次週予告によれば大増22Pだそうですよ。いつものP数でも大概な高密度なのに、来週私ちゃんと息できるかしら。紙袋携帯して読んだ方がいいかしら。(過呼吸)
さあ、これから先は文字通り『誰も(原作者すら)見たことのないラスト』が待ってます。
最後までワクワクさせてくれ、めぐタン!
もう、書きたいことが多すぎてわやくちゃです。読みにくいです。長いです。
いっそ酒酌み交わしながらリアルに語り明かしたい気分。もちろん「魔王」ですよ。ポン酒呑めないけど。
ホントにもう、すごいの一言です。
あれだけダイナミックに原作を弄っておきながら、全く違和感無く、たったの一週でちゃんと原作ルートに戻ってきた。
この構成力、マジパネェですめぐみセンセー!
そいや、一週休載は仙台取材の為だったんですかね?伊坂作品の聖地ったらやっぱ仙台かなあ。
てな訳で第96話「定点観測」
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潤也がいい男に育ってくれて嬉しい。きっと、兄貴も草葉の陰で喜んでると思います。いや、兄貴は潤也といつも一緒なんだっけ。くっそぅ、お幸せになりやがれ!(半笑い)(←しつこい)
マジな話、この辺りの展開はほとんど原作通りなんですが、正直原作よりもダイレクトに伝わりました。
安藤がなぜ戦おうと思ったのか。何と戦っていたのか。
原作「魔王」を人に勧め難いのは、この辺が伝わりにくいというか、そもそも親切に伝えるような小説じゃないからなんですよね。
意味が分かりづらいかも知れませんが、原作は、”結論のない”小説です。
単純な勧善懲悪ではないばかりか、本当に主人公が善なのかどうかもわからない。問題ばかりが提示されて、最終的な"答え"を与えられないまま物語は終わる。
この辺りが読み手の評価の分かれる所のようで、amaz○nや○天のレビューなんかでも「面白かった」と「理解できなかった」という両極の評価が目立ちます。私も最初は「え?これで終わり?」と思ったクチです。
(まあ、『モダンタイムス』が事実上の完結編なのかも知れませんが、それは置いといて)
でも、何度も何度も読んで解釈した私なりの結論は、これは「考える」物語なんだという事。
この物語には、解りやすい結末は用意されてません。説明してくれるヒーローもいません。だから、読み手自身が考えるしかない。人によっては、それは"投げっぱなし"や"尻切れトンボ"と映るかも知れない。けど。
そこで安藤の口癖「考えろ」なんです。
答えが"与えられる"のをただ待っているのは、『犬養がこの国を変えてくれる』と云って自分で考える事を丸投げしている大衆と同じだと。そんな暗喩と取るのはうがち過ぎでしょうか?
余談:「重力ピエロ」で”どうすればいいのか、天を仰いで神様に尋ねたら『自分で考えろ!』と怒鳴られた”というシーンがあるのですが、ここで怒鳴ったのはもしかしたら鷹になった安藤なんじゃないだろうか。ちょっとマジでそう思った。
で、漫画の方に話を戻すと、原作の詩織ちゃん視点でなく、潤也視点に変更したのは本当に正解だったと思います。
詩織ちゃん視点だと、安藤の思惑なんかはまだ謎な部分が多いままで終わるけど、潤也はその辺りを正確に理解してるんですよね。そして読者に伝えてくれる。だから理解しやすい。
安藤のやろうとしてた「クラレッタのスカートを直す」という事の意味も、”理解”だけじゃなく”共感”できる。
これって、「魔王」が”少年漫画として”成功するか失敗するかの重要なポイントだったと思うのですよ。
そして、今の所それは成功していると思ってます。
漫画ならではの演出も、相変わらず冴えてました。潤也の体を借りて安藤が喋った(と思わせる)シーン、TVが一瞬砂嵐になるのは、かつて犬養の目の前で安藤が現出したときと同じですね。あの時も電灯が落ちてましたが、”腹話術は健在”という事を示すのに、あれほど効果的な演出はちょっと無いと思います。
そして、いよいよ来週は最終回です。来て欲しくなかったけど、きっとコレが最高のタイミングなんだと思う。
しかも、最後の最後にアクロバットが待ってる予感。潤也が連絡を取ってるのは・・・岩西さん?桃さん?
WEBサンデーの次週予告によれば大増22Pだそうですよ。いつものP数でも大概な高密度なのに、来週私ちゃんと息できるかしら。紙袋携帯して読んだ方がいいかしら。(過呼吸)
さあ、これから先は文字通り『誰も(原作者すら)見たことのないラスト』が待ってます。
最後までワクワクさせてくれ、めぐタン!
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